ブラッスリー セント・ベルナルデュス
ブラッスリー セント・ベルナルデュスはセント・ベルナルデュス醸造所、 そしてベルギー西フランダース州のビールを中心として様々なベルギービールを提供する。多くのビールは日本へ醸造所から直接輸出されるビール愛好家達が夢見る場所だ。ブラッスリーとは「酒場」と意味すると同時に「醸造所」という意味を持ち合わせており、「醸造所と共に作る酒場」これが世界初の「ブラッスリー セント・ベルナルデュス」である。
セント・ベルナルデュス醸造所はおとぎ話のような美しい州都ブルージュを擁し、どこよりも時が止まったかのようにゆっくりと時が流れるフランス国境に接するべルギー西フランダース州ワトウの町、そしてホップ畑に囲まれた場所に存在する。第二次世界大戦後、トラピスト派のセント・シクステュス修道院」の醸造するトラピストビール「ウエストフレテレン」は一部を除いて外部にビールを売る事は辞め、代わりに同じレシピと修道院の名前を貸してセント・ベルナルデュス醸造所にビールを生産してもらう事にした。それが「セント・ベルナルデュス」の起原であり、このような形を取った修道院ビールの起原としても知られる。
セント・ベルナルデュス醸造所は長い間ひっそりと地元にてビールを作り続けていたが、世界中のビール通がベルギーに出向いて輸出を嘆願するようになった。少しづつ歩を進めながら輸出が行われるようになったが、醸造法はかたくなに守られ、醸造所にも併設された宿以外は訪問者を受け入れる事は少ない。
閉鎖的なこの醸造所は自分たちのビールを紹介するブラッスリーを作る事はしなかった。この醸造所は日本という美しい国と共に働くようになって、お互いの文化を尊敬し合うようになり、考えが変わった。世界で一番最初のセント・ベルナルデュスを冠するブラッスリーに「東京」という場所を選んだのだ。
ブラッスリー セント・ベルナルデュス